やっぱり不動産でしょ

不動産・投資にまつわる裏話やホンネを語ります。最前線からのホットな話題もご提供します。

新年度になります、銀行の融資姿勢はどうなるか

f:id:epsilon1:20190211190934j:plain


今週のお題「桜」

例年より1週間ばかり桜の満開が早いそうです。今日、時効取得の登記が完了した方に請求書や権利書などを届けに行ってきましたが、ご家族は花見に行っていて留守でした。桜の名所が近くにあるのでそりゃ行くわなと。

皆さんお花見してます?私はこの時期ってやたら忙しくて桜をスルーしがちです。賃貸の引き渡しは沢山あるし、売買も3末で決済だらけだし、息子は受験が終わり友達呼んでお泊り会やってるし、娘もなぜかお泊り会やってるし、釣りには行くし、飲みは続くし、ってな感じで、私ヘロヘロになってます。

さて、木枯らし吹きすさぶ収益物件に対する銀行の融資姿勢ですが、雪解けはまだまだ見たいです。春は来ませんね。金融庁筋からの話では、今度は法人に対しても不動産購入に対して自己資金等の審査基準を厳格化させるべく動いているみたいです。

銀行サイドとしては支店レベルまでその話は降りてきていないが、上の方で準備しているみたいです。現在の買主となる主力が法人と現金や資産の厚い富裕層なのですが、法人は決算内容が良ければ比較的買いやすく、サイドビジネス的に不動産投資を行う会社も結構いたのです。

個人が1棟物を買う場合に融資審査で重要なのが、金融資産のエビデンス提出です。源泉徴収や確定申告書、預金通帳、等々。ところが法人の場合、預金通帳など提出しません。法人の性格上決算書に全て載っていますし、売上や資産など丸わかりです。借入に対して資産が何割という基準もありません。世には色々な業種の法人がありますので、不動産投資に対する審査と法人の与信とは微妙にリンクしない場合があります。

そこを利用して法人で収益物件を買いまくるやから(私もか?)や、法人也して実態はないが法人として買うサラリーマン等に対して規制が入るという感じです。

ブームに乗って、あの手この手でコンサルするような連中に引っ掻き回されてしまった後処理のようです。もうその連中も成りを潜めておりますので、これ以上規制しないで頂きたい。普通に売買も出来なくなっています。そもそも1棟物の投資はそんなに簡単ではなく、限られた者のなかでは確実に需要のある分野だったのですが、選択技が失われています。

バブルの時も地価高騰に歯止めをかけるべく総量規制など行った結果、不動産市場崩壊となり、今度は地価下落が止められず失われた20年、いや30年かな、になってしまいました。

人為的にどうこうしようとしても、いつも失敗してません?

また不動産市場に甚大な被害のでる結果になっちゃうんじゃないかと心配です。それでもなくならないのが不動産、リアルエステートです。

それならそれで、やりようはありますが、出来れば不動産の価格は上がった方がいいし、株式市場だって上がった方がいいです。売り方として儲けても気分悪いです。

日本の不動産も株も上げっぱなしのバブルじゃなくても、成熟期を迎えた国家として一定の上げ下げで「安定している優良な市場」になることは出来ないんでしょうか?

デフレ経済の中、超低金利が異常に長く続いてきましたが、これも人為的にマイナス金利にまでして続けてきたアベノミクスの一環ですよね。アベノミクスは2%の経済成長率を目指してませんでした?若干のインフレは許容じゃなかったでした?

結局どれも達成できずですよね。ってことは反対に振れて、今度は制御不能金利高インフレ経済になっちゃうとかの落ちじゃないでしょうね。ジャブジャブマネーを一斉に引上げる準備してません?という話。